「ヤクマ」とは、旧暦6月の初午(はつうま)の日をいいます。祭りは、国の選択無形民俗文化財に指定されています。

海神神社の境内にある天道神に参拝し、御前浜(おまえはま)と呼ばれる、神社前の海岸に集まります。その後、ヤクマの塔の、一番上の石を交換し手を合わせます。

「ヤクマの塔」とは、海岸の石を円錐状に積み上げて、約2メートルの高さにしてあるものです。一番上の石は、約30センチのカラス石で、バランスが大事のようです。

男児の健やかな成長や、五穀豊穣、家内安全を願う伝統の祭りで、毎年地域の住民が参加しています。