種子町茎永に鎮座する宝満神社で行われる、赤米、御稲などと呼ばれる赤みを帯びた米の苗を植えて豊作を祈願する農耕行事です。神殿に隣接した御田の森とよばれる小高い山で苗などを供えて、祈祷し苗が授けられます。

次いでオセマチとよばれる神殿での田植えとなり、田植歌と太鼓に合わせて男性だけで厳かに行われます。田植えが終わると、神殿に隣接した舟田と言われる三角形の田で、氏子の中の夫婦一組が両手に赤米の苗を持って御田植舞いを奉納し、その苗を植えます。

祭のあとは前年に収穫された赤米のおにぎり等が配られます。