古くから長野県の佐久地方に伝わる伝統行事「とうかんや」。
この珍しい行事は、子どもたちが主体となって行われます。

毎年旧暦の10月10日に行われるこのイベントは、藁を棒状に編んで作ったものをそれぞれに抱えた子どもたちが地域の家々を回ります。
その際、手に持った藁で庭先をたたくと、今年1年間の豊作を神に感謝するとともに来年度の豊作の祈願を行うことになるのです。

儀式が終わると、各家々では回ってくれた子どもたちにお駄賃やお菓子をあげるという、なんとも心温まるイベントです。