小豆沢のオジナオバナは八幡平小豆沢に伝わる伝統行事で、江戸時代から続いていると言われています。

春の終わり彼岸の日に五ノ宮嶽の中腹に鎮座する薬師神社から南西方向へ伸びる峰づたいに12カ所(閏年は13か所)に点火し、上のほうから陰暦で1月・2月と数えて、その火の燃え方で対応する月の天候や作物の豊凶を占う行事です。

火が燃える間に「オジナオバナ明かりの宵にだんご背負って行っとらえ行っとらえ」と唱えて先祖の霊を送ります。