西尾市の熱池八幡社には、「天下の奇祭」とも呼ばれる珍しいお祭りが存在します。
毎年1月3日に行われるこのてんてこ祭りは、今年1年の五穀豊穣を祈って行われます。

珍しいのは、頭から足元まで真っ赤な衣装に身を包んだ厄男たちが、「てんてこ」の名の由来ともなった太鼓の音に合わせて町内を巡ります。
その際、男性器を模した大根を腰から下げ、腰を振りながら歩く様子がコミカルでなんとも珍しいポイントです。

行列は町を練り歩いたのちに神社へ戻し、厄除けの力を持つとされる灰を放棄で勢いよくまき散らします。
この灰をかぶるため、当日は多くの参詣客が訪れます。