三重県の無形文化財にも指定されている、わらじ祭。
ここにはわらじにまつわる伝説が言い伝えられています。

かつて、この地域にはだんだらぼっちと呼ばれる1つ目で片足の巨人がおり、村を荒らして人々を困らせていました。
そこで知恵を絞った村人たちは、畳ほどもある大きなわらじを作り、だんだらぼっちを怖がらせました。
恐れを抱いただんだらぼっちは逃げてゆき、村には平穏が戻ったという言い伝えです。

この祭りでは伝説の通り大きなわらじが作られ、1年の海での安全の大漁を願いながら海へ流されます。
祭りの最後には花火も打ちあがり、地元の秋の風物詩となっています。