古式土俵入りは、岩槻の伝統行事。岩槻では釣上(かぎあげ)地区と笹久保地区で行われています。
色あざやかな化粧まわし姿の子供達が、土俵入りを披露します。相撲を取らずに土俵入りのみを披露するのは、全国的にも珍しいとされています。国定重要無形民俗文化財。

会場である神明社では、もとは室町時代末期から大人の相撲が奉納されていました。しかし、江戸時代に子供相撲を奉納したところ、干ばつや疫病、災害などがなくなったため、その後も子供相撲が奉納されるようになったとされています。
現在では子供達の健やかな成長を祈る行事として、大切に守られています。