埼玉県ときがわ町にある大野神社では毎年4月の第2日曜日になると「大野の送神祭」が開催されます。

大野の送神祭は江戸時代から続く伝統的な祭りで、当時の長野県で行われていた祭りが元となっています。

当時は天明の大飢饉により疫病が流行っていました。そのため疫病神やはやり神を祓い春を呼ぶことを目的として行われるようになりました。

当日は和紙でできた神輿と「悪魔送神祭」や「大野神社御祭禮」と書かれている小籏を掲げて村境まで練り歩きます。

また、最後には神主が神輿を刀で刺し疫病神を封じ込めます。
大野の送神祭は埼玉県内でも珍しい歴史溢れる伝統的な神事の1つとなっています。