常滑地区の山車まつりは、常滑地区一帯で開催される山車を中心とした祭礼で、他の多くの山車まつりが豊作等を祈念するものに対して、このお祭りの原点は戦没者の慰霊に起源を持つという特徴があります。

つまり、明治38年に日露戦争の勝利を記念して開催された凱旋祭に6両の山車が参加したのがこのお祭りの始まりだからです。

山車は全部で6両(神明車・世楽車・常石車・常山車・常磐車・保楽車)で、一堂に揃って長距離を曳き回され、祭囃子の音色に合わせて提灯が揺れる光景は幻想的です。