「大ヶ塚八朔市」は、毎年9月の第1土曜・日曜に南河内郡河南松の顕證寺にて、400年の歴史がある秋の豊作(五穀豊穣)を期待して開催されるイベントです。多くの露店が立ち並び、境内には華やかな燈籠人形も飾られます。

「八朔」とは、陰暦の「八月朔日(1日)」の略であり、鎌倉初期の時代から農家に伝わる慣習で、朝廷や幕府では重要な儀式として行われていました。「八朔市」が最もにぎわっていたのは、大正から昭和の初めごろまでと言われています。当時は露店だけでなく、芝居やサーカス等の興行も行われていたそうです。