毎年、東京都大東区の浅草寺の境内では、浅草の年の市「羽子板市」が開かれます。浅草の歳の市は、日常生活用品の他に新年を迎える正月用品が主になり、それに羽子板が加わり華やかさが人目をひくようになりました。その華やかさから、押し絵羽子板が「市」の主要な商品となり、いつしか「羽子板市」といわれるようになりました。

毎年、暮れの17、18、19日には、浅草観音様の境内に江戸時代のままの情景が展開し、年の瀬の風物詩として多くの人で賑わいます。