日本初の世界文化遺産に登録された法隆寺では、例年5月16日から8月15日までの90日間、夏安居(げあんご)と呼ばれる行事が行われます。

これは、聖徳太子が注釈された三経(法華経・勝鬘経・維摩経)の講義を行うもので、西室に定住して修行に励みます。

期間中の7月26日から29日までは、仏教や仏教史、仏教美術、建築、考古などの講義を行う法隆寺夏季大学が開かれており、これをもって夏安居の代わりとしています。