保寿院は、聖徳太子の妃である膳出(かしわて)姫が、その養母を弔うために建立した膳出寺の跡に建つ寺院です。

境内には、塔の心礎と見られる大型の礎石が残っており、また敷地内からは7世紀後半の瓦も出土しています。現在の本尊は室町時代の作である虚空蔵菩薩で、他にも聖徳太子像、弘法大師像などが祀られています。

虚空蔵さんは、毎年4月の第1日曜日に開かれるお祭りで、大法要、護摩焚き、御供まき(餅まき)が行われています。