岩手県の中西部に位置する花巻市にある寺院「光勝寺」では、毎年旧暦の1月7日に「五大尊蘇民祭」が開催されています。この祭りは、一年の始まりに五穀豊穣や厄除けを願うもので、1191年、国家安全や病魔退散を祈願した護摩法要の際、配られた護摩餅を参拝者が競って手に入れようとしたのが始まりとされています。

毎年、境内では蘇民袋争奪戦のために県内外から大勢の人が参加し、下帯姿になって蘇民袋を奪い合う激しい肉弾戦が繰り広げられます。