岩手県遠野市に鎮座している欠ノ上稲荷神社は、小高い山の上にある神社で、文禄年間(1592~1595年間)に葛西氏の遺臣欠下茂左衛門が旧領石巻日和山の稲荷社を勧請し、享保12年(1727年)にお堂と共に現在の地に遷座しました。祭神は倉稲魂命で、本殿には神像が江戸時代から祀られています。

この欠ノ上稲荷神社では、旧暦の6月15日に例祭が行われており、境内には関係者や地元住民を中心に人が集まり、神輿渡御などの神事が執り行われます。