東牟婁郡北山村の「柱松」は北山村の伝統の夏祭りです。柱松と呼ばれる柱の上部に、受け皿を設置し、そこへ多くのロケット花火を入れておきます。

柱松を立てた状態で、その受け皿へ火の玉を投げ入れ、花火に火をつける速さを競います。柱松に松明の火が入ると、仕掛け花火が打ちあがります。

火柱の後に現れる火の粉の帯は、先祖が昇っていく姿だと伝えられています。それを見届けたら「はやし」と「踊り」のスタートの合図です。祭には北山村電灯の盆踊り大会や、出店も多く並びます。