静かな十津川村の夜が年に1度賑わうのが、8月13日~15日に行われる盆踊りです。

現在、8つの集落で行われており、なかでも小原(13日)、武蔵(14日)、西川(15日)の3地区の盆踊りのうち、「大踊り」と呼ばれる踊りは平安時代末期に広まった念仏踊りにルーツを持つ貴重なものです。
3地区とも少しずつ歌も踊りも違うが、大まかな流れは似ています。はじめは長くゆっくりとした歌に合わせ、独特の手さばきや足さばきで太鼓が叩かれる。踊りの後半には、燈籠と呼ばれる笹竹を持った男性が走り回り、賑やかなうちに終わります。