「塙の天祭」は、那須烏山市の松原寺で行われている念仏踊りの奉納のことで、国の無形民俗文化財に指定されています。鳥海上人が高野山で修行を修め、帰郷の途中にこの地に天祭行事と念仏踊りを伝えたのが始まりとされ、神仏混交の珍しいお祭りです。

境内に天棚が設けられ、行人が水垢離をして、天棚で祈りを捧げたあと、舞台で踊りが始まります。お囃子のリズムに合わせて法被姿の子どもたちが登場すると、太鼓や笛に合わせて「綾竹踊り」「扇子踊り」を舞います。