大甫嶺念仏剣舞(かみほれいねんぶつけんばい)は、源平合戦の故事に由来すると言われている剣舞で、踊り手はささらを中心に7人を原則としています。ささらは弁慶を模した踊り手で、他の6人はそれぞれ平家の武将を表しています。

この剣舞は、お盆行事の郷土芸能としてお盆中の日中に龍昌寺などの寺院を巡り、さらに各家を回って新仏、旧仏に回向します。

特に8月16日に行われる龍昌寺での盆供養行事は、死者を供養する行事としての盆踊りの原形を彷彿とさせる貴重なものです。