大田原市の正浄寺は鎌倉時代の健保2年(1214年)の起源と伝えられています。
正浄寺の雅楽は、江戸時代末期頃から、春と秋の彼岸などの法要で奉楽されており、栃木県と大田原市の無形民俗文化財に指定されています。

檀家有志で組織する正浄寺雅楽部のメンバーと地元小学校雅楽部の児童たちが参加して雅楽を奉納します。
演奏に使用する楽器は、笙や篳篥、竜笛などです。
住職の入退堂の時、狩衣と立烏帽子で正装し、古式ゆかしい音色を響かせ、堂内は雅な雰囲気に包まれます。