道成寺は西暦700年ごろ文武天皇によって建立された和歌山県最古の寺院で、安珍清姫の悲恋の舞台となったことで有名なお寺です。会式とは観音様の年に一度の儀式をいい、道成寺では毎年4月27日の会式にあわせて、安珍清姫の物語を再現した行列が行われます。

「ジャンジャカ踊り」は清姫の執念によって鐘とともに焼き尽くされた安珍の供養祭(鐘供養会式)で、物語に沿って清姫が大蛇と化して安珍を追いかける様を再現しています。地元の中学生らが長さ21メートルの大蛇を担いで日高川の堤防から境内まで練り歩き、その後62段の石段を一気に駆け上がり、最後に鐘に巻き付いて口から火を吐き鐘を焼き尽くします。