栃木県小山市の夏の風物詩「思川の流しびな」は毎年7月の第一日曜日に行われる伝統行事です。浴衣姿のおとなや子供たちが紙人形をのせたワラ舟を手に思川河畔に集い、様々な思いを託してそっと思川に流します。

使われる人形は「下野人形」と名付けられた10センチメートルから40センチメートルのもので、「下野しぼり」と呼ばれる技法で作られた和紙を使っています。人形には、丸髷・島田髷の着物姿や洋装のものもあり、取り付けられた短冊には願い事が書かれています。

参加は誰でも可能です。浴衣での参加者先着50人に「流しびな」がプレゼントされます。