坂本七ツ物は、弘仁2年(811)に、文室綿麻呂が蝦夷を征伐した際、戦士たちが戦の勝利を喜んで武器を持って踊ったのが始まりと言われています。

七ツ物に使われる道具(武器)は、先棒、なぎなた、おの、弓矢、戦手、杵手、太刀の七つで、悪霊を薙ぎ、開墾を進めて五穀豊穣を目指すことを意味しています。

現在では、二戸市郷土芸能祭(毎年上演)、二戸まつり、御山まつりなどで、さまざまな伝統芸能と同時に披露されています。