和多都美神社で、毎年旧暦8月1日に行われる大祭では、国選択無形民俗文化財の命婦(みょうぶ)の舞が奉納されます。

「みょうぶ」とは女性神楽師の事で、緋の袴に千早を羽織り白足袋姿で手には鈴を持って舞います。日本の芸能史上で最も古い形態の舞とされている物の一つです。

そのほか、奉納相撲が行われ、神社の目の前の浅茅湾で対馬地区に古くから伝わる「舟ぐろう大会」が開催されます。拍子木の音と「ヨイサヨイサ」という掛け声と共に櫓こぎで勇壮に舟を漕ぎます。