この一斉公開では、普段内部を見ることができない古墳を含め、県内13か所の装飾古墳を専門職員の解説を聞きながら無料で見学できる貴重な機会です。装飾古墳は全国の古墳時代に豪族たちが築造した墓である20万基の古墳の内、古墳の内部にある石棺や石室にレリーフや彩色で彩られた古墳を指し、全国で約770基と少なく、熊本県が日本一の数を誇ります。

装飾古墳内の保存環境の維持に最大限注意を払いながら、公開に耐えられる時期を選定し、2009年から熊本県の菊池川流域の装飾古墳を中心に一斉公開が行われています(公開日が古墳により異なるため、熊本県立装飾古墳館HPで確認)