多久聖廟では、春と秋に釈菜が行われており、春季は毎年4月18日に開かれます。「釈菜」とは、儒学の祖孔子を偲ぶ中国式の祭典です。

このお祭りは約300年の伝統を持ち、佐賀県の重要無形民俗文化財に指定されています。当日は午前10時より執事、伶人、献官、祭官が聖光寺を出発し、10時30分から11時30分まで釈菜が開催されます。

その後、中国との交流をさらに深めるために導入された「釈菜の舞」「腰鼓」などの披露が行われます。