中山の大藤は、昭和52年に福岡県の天然記念物に指定されている、樹齢300年ともいわれる大木です。毎年見頃の時期に「中山大藤まつり」が開催されます。

起源は江戸時代にまで遡り、河内野田の藤の見事さに心を奪われた万さんという人が、藤の実を持ち帰り自宅に植えたことが発祥とされています。数十年後四尺程度の見事な花を咲かせるようになり、多くの人が訪れるようになったことから、熊野神社境内に移植され、現在に至ります。

期間中は、夜間のライトアップがあるほか、出店も多く屋外テーブルも多数用意されており、ゆっくりと藤棚を鑑賞できます。

春の桜とはまた違った趣の感じられるイベントです。