蓮華院誕生寺は真言律宗の九州別格本山です。約420年前に戦乱により焼失しましたが、昭和5年に蓮華院が再興され、昭和53年に奥之院が建立されました。
世界一の大梵鐘「飛竜の鐘」や大きさ日本一の五重塔、九州一背の高い仁王尊存像があります。

毎年6月12日に行われる「龍火下り」は、蓮華院誕生寺の御本尊「皇円大菩薩様」が人々を救う為に龍神の化身となられたことに対する報恩・感謝の行事です。
奥之院本堂で採火された「ご霊火」は、僧侶たちの先導に従い、手燭ぼんぼりをかざした信徒や参拝者とともに、4㎞ほど離れた麓の本院まで運びます。
日没後の曲がりくねった山道を下る火の列は、まさに天下る龍の姿のごとく幻想的です。