福岡市にある猿田彦神社で毎年庚申の日には「庚申祭」が開催されます。
庚申というのは、私たちが普段馴染みのある十二支と「甲」「乙」「丙」「丁」「戊」「己」「庚」「辛」「壬」「癸」の十干を合わせた「十干十二支」で「甲子」「乙丑」などと続く組み合わせの一つです。

十干十二支は年に当てはめると60日で一巡するので、庚申の日は60日周期となっているため年6、7回の庚申祭が行われます。
開催日には猿にちなんで「災難が去る」「幸福が訪れる」として庚申祭で授与される猿のお面を求め多くの人で賑わいます。

猿面は玄関にかけることで魔が去るといわれている他、猿は木から落ちないことから受験生の合格祈願など様々な効果があるといわれています。
そのため当日は長蛇の列ができますが、並ぶ価値のある行事となっています。