繁根木八幡宮は、西南戦争の折に官軍の本営が置かれた場所で、薩摩軍と対戦して多くの兵士が溢れたそうです。そんな歴史を持つ繁根木八幡宮の秋季大祭は毎年10月28日・29日に斎行されます。

お祭りではまず、狩衣に烏帽子姿、白化粧をした小学生が「節頭稚児」として馬に乗り石段を駆け上ります。節頭稚児には「仲間(ちゅうげん)」と呼ばれる男性が4人と柄杓振が一人付いています。

稚児行列が拝殿に付くと五穀豊穣に感謝して柄杓振が歌い踊り、仲間は柄杓振と一緒に踊って、ともに節頭歌を奉納します。その後、子どもたちの節頭歌や踊りもあり、場が和みます。