本妙寺は、肥後熊本藩の初代藩主加藤清正公の菩提寺で、加藤清正公を祀る浄池廟があることで有名です。
浄池廟の奥には長い階段があり、これを登ると加藤清正公の銅像があります。

毎年7月23日に行われる「頓写会」は本妙寺第3代高麗日遥上人が、清正公の菩提を弔う為、1周忌に法華経を書写したのが始まりで、3回忌に山内の僧侶が加わり行ったところ一夜にして法華経(69384文字)の書写ができました。
これにより一夜のうちに、頓(すみやか)に写経をしたので「頓写会」と呼ばれるようになりました。

当日は写経の奉納や法要のあと、厳かに読経が行われます。長い参道には多くの露店が立ち並び、多くの人が訪れます。