神様にお供えする米を作る神殿の御田植祭神事です。豊作と家内安全を願って、旧暦の5月5日に近い日曜日に奉納されます。

社殿で繰り広げられる古式豊かな儀式を行い、田の神舞やトド組が奉納され、地元をはじめ近隣の市民50名ほどが早男、早乙女に扮し菅笠にたすき掛け、早乙女は桜色、早男は薄浅葱。そろいの装束で緑の稲を植えていきます。

稲の苗は木田で郷育てたものを使うのが習わしになっているそうで、昔々御祭神が木田郷に立ち寄られた際、村人たちの慎み深い物腰と行き届いたもてなしに感心し、神殿の種もみを託されたとの言い伝えがあります。