1865年4月、東シナ海に面した現在の鹿児島県いちき串木野市に一隻の洋式機帆船が姿を現しました。選抜された若き19名の薩摩藩士は約2ヶ月間滞在したのち、機帆船に乗り込んで英国留学、視察密航の旅に出ました。いちき串木野市ではその功績を後世に伝えるため薩摩藩英国留学生記念館を会館しました。

この記念館では、毎年4月に薩摩藩英国留学生の勇気と功績を次世代の青少年たちに語り継ぐことを目的に「黎明祭」を開催し、留学生模擬スピーチや留学生が読んだ詩の詩吟などを行なっています。