黒島・大里地区に400年前から伝わる伝統芸能の「黒島大里八朔まつり」は三島村指定文化財、無形民俗文化財です。この踊りは面踊り・相撲踊り・大名行列・長刀踊り・弓矢踊りの5種からなっています。昔は旧暦の8月1日に奉納されていましたが現在では9月1日となっています。

その踊りは独特で「タユウ」と呼ばれる祭祀を主宰する神主の庭で行われ、踊り手全員がタユウ家の裏から奇妙な面をつけ、腰にヒョウタンをぶら下げて仮面をつけた踊り手たちが生産と繁栄を象徴とするスリコギとメシゲ(しゃもじ)を持って、奇声を上げながら出て来ます。
踊り手が出てくる時刻が日も暮れた時間なのでその中で見る踊りはなかなかに迫力があり圧倒的です。