広島県の安芸太田町、戸河内にある「一宮大歳神社」は、永仁元年(1293年)に現在の地に創立され、永正五年(1508年)に藤原実吉により再興された神社です。一の宮の敬称から、当時の戸河内村の総社であることがわかります。かつて、毛利氏も崇敬し、社領を寄進しましたが、福島正則により召し上げられました。

この大歳神社では、毎年11月中旬に「胡子講祭り」が2日間にわたり開催され、前夜祭である1日目には前夜祭神楽の奉納、2日目の本祭では胡子神社の祭典や神輿の巡幸、子供みこしのほか、ラーメンや焼き鳥などのバザーも開かれます。