広島県庄原市の西条町には、古事記に登場する国生みの女神、伊邪那美命を祭神とする神社「熊野神社」があります。この神社は、伊邪那美命の墓とされる「比婆山御陵」を拝む場所として、古来から信仰を集めており、周囲にそびえたつ巨大な杉野老木郡は樹齢1000年といわれるものも含まれ、広島県の天然記念物に指定されています。

そんな比婆山の熊野神社では、毎年4月に春季大祭「おくまのさん」が開かれ、会場では西条川太鼓の演奏や奉納神楽のほか、地元特産品の当たる福まきなどが行われ、多くの人で賑わいます。