広島県廿日市市の世界遺産「厳島神社」を保有する島、厳島(宮島)にある寺院「大本山大聖院」は、空海が唐より帰朝後宮島に渡り弥山にて修行なされ、西暦806年に開基した宮島にある寺院の中でもっとも歴史の深い寺院です。皇室との関係も深く、鳥羽天皇勅命の祈願道場として、また明治天皇行幸の際の宿泊先に、さらにはかの豊臣秀吉が茶会を開いたこともある格式高いお寺として有名です。

この大聖院では、供養物である燈明を供養することで世界平和を祈る行事「宮島ローソクまつり萬燈会」が毎年9月に行われ、寺院の周囲は幻想的な灯篭の道が作られます。