南予地方の祭礼には、古風で内容豊かな練りが繰り出され、宇和島でも戦前は豪華なものが行われていました。しかし戦災で衣装や道具が焼失するなどして、ほんの一部しか行われなくなりました。

しかし三浦天満宮の練りだけは、古来の様式がほぼ完全に保存されています。
毎年10月19日に行われる秋祭りでは、三浦各地から趣向を凝らした古風な趣のさまざまの練りが、神社境内に集まります。
境内で奉納された後、海岸の御旅所まで練っていき、また奉納されます。

相撲練りや鹿踊り、牛鬼、四つ太鼓など十番にも及ぶ練りが登場します。