岩倉寺は南北朝時代、赤松氏と山名氏との争いによって焼失したと伝わりその後再建されましたが、元亀年間に再び焼失して現在の堂宇は二度目の消失の直後に建立されたものです。

毎年2月の第2土曜日には岩倉寺会陽(はだかまつり)が盛大に開催されます。メインの行事となるのは21時から始まる「はだかの争奪戦」です。

寺の住職が福窓から1対の宝木(しんぎ)を投下すると、これを求めて褌姿の男性が群がる圧巻の光景が繰り広げられます。この宝木を手中に収めるとその年の福男になるそうです。