岡山県の重要無形民俗文化財に指定され、毎年8月の第4日曜に行われるこの夏祭りは、遥か昔の正徳5年(1715年)、流行病を治めるために各集落が小さな亜紙人形を作り奉納したものが起源です。
祭りは次第に紙人形の見栄えや花火の美しさを競うようになり、明治44年(1911年)に川合神社に集結されたそうです。

現在でも氏子や地域団体が藁人形に紙の衣装を着せた「だし」を奉納し、疾病退散や五穀豊穣を祈願しています。
紙や竹などを使って作る「だし」はそれぞれその年の流行りや参加団体の個性が現れています。
神事の後には盆踊りが行われ、締めには約800発の豪快な花火が打ち上がります。