千曲市にある武水別(たけみずわけ)神社は、「やわたの八幡さま」の愛称で近郷の人々に親しまれている神社。主祭神の武水別神は水の神さま。この地域の五穀豊穣と、千曲川の氾濫防止を祈願して祀られたとされています。

毎年12月に行われる大頭祭(だいとうさい)は、氏子から選ばれる5人の頭人(とうにん)を中心に行われる新嘗祭。その年の五穀豊穣を神に感謝します。およそ400年、一度も途絶えることなく続いてきた神事。国の選択無形民俗文化財となっています。
斎ノ森神社から武水別神社までの練り行列が一番の見どころで、宝船や武者行列・お囃子なども加わった賑やかなもの。道中では、沿道の見物客に縁起物が振る舞われます。