平田薬師は桜で名高い都市公園愛宕山の一角にあり、944年に悪疫平癒を祈願して建立された古刹です。古代金堂様式の本堂に鎮座する薬師如来は行基菩薩の作と伝えられ、山門には鎌倉時代の大仏師運慶の手によると伝わる仁王像が睨みをきかせています。

修生会とは、主に正月に執り行われる悔過、すなわち前年を反省して悪を正し新年の国家安泰、五穀豊穣などを祈願する行事です。平田薬師では毎年元日の午前7時から斎行されます。