国東半島六郷満山に1000年以上前から伝わる伝統行事「修正鬼会(しゅじょうおにえ)」が、長岩屋・天念寺講堂で行われます。

毎年旧暦の1月7日に無病息災・五穀豊穣などを祈願して行われる本行事は、鬼を「追い払う」のではなく、仏の化身である鬼を「迎え入れる」という独特の形式や、一般参拝者が参加できるという点で各地で行われる修正鬼会と異なる特徴があります。

当日は15時頃より読経などが行われ、22時を回る頃には災払い鬼(赤鬼)と荒鬼(黒鬼)が登場し、燃え盛るたいまつを手に堂内を暴れ踊ります。拾った者は縁起が良いとされる「鬼の目」と呼ばれる大餅まきや、鬼がたいまつで参拝者の肩や背中を叩いて回る「加持」が行われると、会場内は大いに盛り上がります。