山口県山陽小野田市高泊後潟地区には、「土手まつり」という江戸時代から受け継がれている伝統行事があります。

厚狭川という川の堤防沿い400mほどの区域で、その土手に茂った夏草に火を放ちます。
もともと後潟地区は堤防で海をせき止めて作られた土地で、堤防の決壊が町の崩壊を意味します。
なので堤防の草を燃やすことで、決壊を起こそうとする悪い霊や稲につく害虫を追い払ったと伝えられています。

土手一帯が炎に包まれる風景がとても幻想的です。