箭山(ややま)神社の神幸祭は、毎年10月の第1日曜日に行われます。
五穀豊穣・家内安全・無病息災を願うお祭りで、各地区の神輿と色鮮やかな傘ぼこが箭山神社遥拝所を出発し、森山のお仮屋(河原)で奉納行事を行い、また、夕方には遥拝所へと戻ります。

お仮屋では、お神楽や千歳楽が奉納されます。「千歳楽」とは、生命力旺盛な稚児だけで踊る念仏踊りなどの要素を含んだ民俗芸能で、慶長元年(1596)の大干ばつの際、箭山神社で雨ごいをし、豊作の恩恵を受けたためお礼を奉納したのが始まりと伝えられています。
小学生までの子供8人が背中に造花を飾り、胸に太鼓をつけてかわいらしく踊り、五穀豊穣と無病息災などを祈願します。