水戸市内およそ12kmに渡って作られた備前堀。水戸藩の初代藩主が灌漑用水と洪水防止のために作らせたもので、現在は「歴史ロード」として、新水戸八景にも選ばれています。灯篭流しはこのうち、鎖魂橋から三又橋の間で行われます。

当日は、子ども灯篭流しに始まり、夕やみとともに次々と家族連れなどが訪れて、先祖の名前が書かれた灯篭を静かに川面に浮かべ、手を合わせて供養します。読経が流れる中、たくさんの灯篭がゆらゆらと流れていく様はとても幻想的です。