焼津市の無形民俗文化財に指定されているお祭りで、山の神を田んぼに迎えて、その年の豊年万作を祈る神事です。祭り当日の8日早朝に地区の人たちが宿に集まって、お祭りで使う竜、のぼり、しめ縄、御幣、御弓、御矢などの準備をします。

準備したものを持つと、「参ろう参ろう、御幣を持って参ろう参ろう」と唱えながら高草山の山道を登ります。山頂に着くと山の神の磐座に竜を飾って参拝します。そして、山の神が乗って田の神となるという矢を弓で射るように下に向かって投げ入れます。昔ながらの形態の残るお祭りです。