但馬五社の一つに数えられる粟鹿神社で、「サアゴザレ」とも呼ばれる、古式ゆかしい「瓶子渡」の儀式が行われます。

麻の裃を着用した4人のうち、2人ずつが階上・階下に分かれ、御稜柿・那須・稲のひこばえなどを盛った三寶を、「サアゴザレ」「サア」と言いながら、左右交互に踏む足を差し違え、これを数回繰り返します。

二人の息があった時に三寶を殿内におさめて儀式を終えるという、全国的にも例を見ないユニークな行事です。