西馬音内盆踊りは毎年観光バスが複数台来る程混雑するので、駐車場の利用に予約制度を導入しています。
この盛大な人気を支えているのが1288年に発祥した盆踊りで、本来は豊年祈願として踊られていましたが、継承過程で亡者に向けた踊りとしての意味合いも持つようになりました。

踊りに使う曲には歌詞がついており、踊り子の恋路を歌った物語や世間への不平不満を歌った物まで多くの人の興味をそそる内容になっています。
また踊りも含めて着用する衣装や使用する楽器にはルールが存在し、中でも端縫い衣装は左右対称に作られている上に、余り物の布を使っているとは思えない程の完成度が特徴的です。