福王子神社は仁和寺の守護神といわれており、宇多天皇の母である班子皇后をご祭神とする神社です。そのため、秋季大祭では仁和寺の僧侶も参列して神事が行われます。

お祭では、仁和寺から譲り受けた菊の御門が入った神輿による巡行が行われます。午前8時半に出発した神輿は鳴滝、山越、太秦、常盤、御室と回って、午後2時半ごろに仁和寺へと入ります。

このお祭の見どころの一つでもある神輿の差し上げ・差し回しを繰り返し、仁和寺の宸殿での式典を終えて神輿が福王子神社へ戻るとお祭は終了です。